第43回 あきた全国舞踊祭に思う |
石原完二 |
舞踊家 |
(京都府) |
今回 43回を数えるあきた全国舞踊祭。あきた芸術劇場ミルハス中ホールでの開催も3回目となる今年のモダンダンスコンクール。 昨年のイメージはテクニックの上達ばかりが気になり、このままテクニックばかりが上達していけば?とか、テクニックばかりの羅列になってしまわないかと考えさせられたのである。勿論テクニックを使わなければ点数にはならないのがコンクールであるが、今年は題材とテクニック、それが上手くマッチしている作品が上位に並んだ。いかにテクニシャンであろうとも、テクニックばかりが目立ってしまうより、題材と題名がそのダンサーにピタッと合ってこそ素晴らしい作品になるような気がする。 自作をされる出演者は元より、指導される先生のご苦労を思うと、これは大変な作業である事に違いはなく、だからこそ内容の深い作品が産まれてくるのだろう。 増々あきた全国舞踊祭モダンダンスコンクールに参加される方々が多くなる事を期待するところである。 |
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Update:2025/01/05 |
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