【 第41回秋田舞踊祭によせて 】 |
横山 真理 |
舞踊家 |
(福島県) |
2日間に渡りお疲れ様でございました。 本年オープンしました、真新しい会場で41回目の舞踊祭が開催され多くの方々が参加されたコンクール&エキシビジョンと充実した2日間でございました。 コンクールは実に全部門に及びレベルが非常に高く感心致しました。 部門別ですと、あくまでも個人的見解ではありますが…群舞部の本年はデュエット〜最大31名が1作品に踊るという毎年多様性に富んだ作品に出会えて期待大の部門で、審査をする上でもなかなか難しい部門ですが個性ある作品に出会え、今年も充実していた様に感じられました。 さてシニア部ですが、題名がある限り、音・衣裳等は踊り手を主とした作品を良くみせる為のサポート役の重要な1部分であるべきではないかと思いました、題材に音や特に衣裳が表に出過ぎて踊り手が活きて来ない作品が多々あった様に感じました。又、ジュニア1部(小学生以下の部)&ジュニア2部(中高生の部)では題名(題材)が難しくないか?子供達に背伸びをさせ過ぎてないか?過去の入賞者の振り等を真似ていないか?などの疑問が残りました。この部門は振付を与えられて踊る子供達が指導者に忠実に練習に励む流れだと思うのですが、年代に無理のない作品にするべきではないかと痛感致しました。私自身も題名を決め振付をする者として常に責任がある事を再認識する機会ともなりました。 この度も実行委員長始め多くのスタッフの方々の、これ迄の実績があったが為に新たな会館でも無事に幕を下ろされる事ができた事に深く感銘を受けながら帰路につきました。これからも熱気ある冬の秋田舞踊祭で多くの舞踊愛好家に出会える事を願っております。 |
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Update:2022/12/28 |
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