【　あきた全国舞踊祭について思う　】

石原 完二

舞踊家

（京都府）

コロナ禍にありながら開催された第 39 回あきた全国舞踊祭は、関係する人全員に特別な意味のあるコンクールとなった。私自身ほぼ一年近く他府県をまたぐ事はなかった訳で、非常に緊張もしたが、無事に開催され終了されたことに安堵している。 様々な催しやコンクールが中止になっていくこの様な状況下で行われたコンクールですので、参加のダンサーもやっと踊れる舞台に、躍動する気持ちを存分に発揮して見るものの心に感動を与えました。 多才な趣のあるシニアの部。研ぎ澄まされたテクニックのジュニアの部。純真で沁みる演技の小学生の部。どの部の人の作品も心に響きました。 一日も早くこのコロナウイルスが収束し、無事に平穏な日々が迎えられますように願うと共に、秋田コンクールが今後益々盛んに続いていきますように心より願っております。

© 2021 akicon.net