今年の秋田コンで1番の感動は群舞部門のエントリーが多かった事でした。そしてこの部門の作品が全て見応えがあり、長時間座っていた腰の痛みも吹っ飛びました。　エキシビションで再度拝見させて頂き間違いない！と改めて更に感動致しました。

　年々コンクールが増え様々な地で繰り広げられる様に成っている昨今、老舗のコンクールの参加者が減少の中、雪降るこの秋田コン参加者の増加と盛況は審査をさせて頂く者としてもとても喜ばしい事でした。

　ジュニア1(小学生以下）上位はやはり小学生６年生かと思います。やはり表現力技術力は低学年には敵わない様な気が致します。修練年数の違いないも否めない要因と思います。１位の「荒地」は力を抜いた時のスピード感の美しさを、２位の「遠い、あの日の君に捧ぐ」は内から出る心の響きを感じました。

　ジュニア２（中高校生）上位の人は　安定した基礎力を感じました。この部門に成りますと、これ迄に培われた物が花開く時と思います。それが、踊り手と作品内容と上手く重なった時、良き結果と結び付くのではないでしょうか。又この部門に成りますと、20位辺りでも最高点を付けている審査員もいますので、技術力は入選内では上位入賞可能と言う事ですね…。

　シニア部の年齢層は厚いです。そして自作での作品も数多く、評価の視点はジュニア部と異なります。拘りが強い作品が観る側の心を揺さぶる様な気が致します。振付構成は勿論！の事、曲、衣裳にどうか拘って、観る側をワクワクさせて欲しいと思っております。勝手な所感失礼致しました。