盛り上がりのある演出による、エキシビションの最後の作品は、場内の皆さんを巻き込み終了した。秋田県芸術舞踊協会が一丸となって多くを楽しませてのラスト。今回の充実度を計り知ることが出来た。
コンクールの中身は、今回も力作に恵まれていた。現在、競う立場にある世界は、年々レベルが高くなり、より高度なテクニックの行方にときめくことも多い。
しかし、どこかに虚しさが残っているのは私だけであろうか?
いずれの部門においても、共通する事であるが、心に響く作品に触れることが少なくなった。
昭和の香り…。レトロな香り…。ではない何かを私は、期待している。昭和生まれだからなんて…とは思いたくないし、コンクールという場ではこの考えがすべてではいけない。
いつだったか耳にしたあの言葉が妙に、心に引っかかっている。
【 “感心する”が、“感動しない” 】という言葉を思い出した。
技に走ってしまうとつまらなくなる事が多い 。でもここは、コンクールという場である。技を追及しつゝ、感動を与えるには…?宿題を課せられたような私であった。
今や、ダンスに国境等ない。ジャンルも同様のような気がする。 日本の良い所どりの作品や~い!!思わずこのような事を期待した。
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