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『 秋田全国モダンダンスコンクール 所見 』
石原 完二
舞踊家
(京都府)
第35回を数えるあきた全国舞踊祭、秋田全国モダンダンスコンクール。毎年の事とは言え、テクニックのレベルはどんどん上り踊りのスキルは高くなる。
そんな中、どうしてあんなにクルクル回る、回転技や脚を高く上げるのだろう?という声があった。これはコンクールだから、テクニックを競うのは当り前なのだ、と思う考えに、いや、待てよと疑問符がよぎった。踊りの多様化で様々な踊りがある今、コンクールであっても様々で、その内容と踊りの主題とが、うまく合っている事が良い。それは、それで当然の事ではあるが、身体能力がすばらしく、鍛え上げられた肉体そのものが踊る作品や振付者が一挙手一投足をきめ細かく作り上げてゆく作品、等々様々であるが、やはり良い踊りには、見ている者の心を打つ惹きつけて止まない魅力がある。そんな事を言葉で言ってしまえば、当り前の事である。しかし、卜書きがない分、様々に広がりをみせる踊りの世界、ますます踊りは奥が深く増々魅力に溢れている、と改めて感じさせられる今年のコンクールであった。
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Update:2017/02/26
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