今回審査員をして気が付いた事は、歌詞のある曲を選曲している参加者が意外に多い事であった。
今季からフィギィアスケート等でも歌詞付きの選曲が公認されて話題になっているこの時期だからこそ、余計に気になってしまった。演劇ならば台詞は大事なポイント、しかし容易に歌詞がある曲を使うとその事でしばりつけられて、振付がその作品を伸びやかにさせない様な気がしてしまった。しかしながら歌詞の持つ雰囲気と踊りのイメージが心地良くマッチしていてプラスアルファの味までかもし出す、そんな作品もあった。
創作された先生、又指導をされた先生のうまさの妙が光っていた。総じて上位入賞者は題材の持つ意味をよく紡ぎ出していて、レベルの高さを示していた。審査員ながら、楽しくもあり、考えさせられるところもあり、とても有意義な今回のコンクールであった。
本当に寒い秋田のこのコンクール、ますます参加者が多く熱い舞台が繰り広げられる事を願っている。
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