この度は最優秀群舞賞という素晴らしい賞を頂き、本当にありがとうございました。まだまだ若輩な私たちがこのような賞を頂けたことには驚くばかりですが、これからは頂いた賞に恥じないような活動をしていけるよう精進するつもりです。
私たちは現在筑波大学ダンス部に所属しており、毎日活動を共にしています。大学ではダンサーとして踊ることだけでなく、作品を創ることも学んでおり、今回の作品は私が大学に入学してから創作した4番目の作品です。それまでただただ作品を踊ることだけを考えてきた私が作品を創る立場へとなり、いままで気付かなかったことにも随分気付かされました。それは、私の師である柴内先生が毎回作品の振り付けをして下さることはもちろん、作品に合う衣装の製作を生徒一人一人にして下さることの凄さを再認識し、改めて尊敬した事です。また、作品を深みあるものにするにはどうあるべきかというダンサーの姿勢についても深く考える機会となりました。
その様な中で創作した今回の作品は、副題に「あなたが空しく生きた今日は昨日死んでいった者があれほど生きたいと願った明日」と入れており、「明日に背を向けた人間」が「明日に手が届かなかった人間」によって変わり、明日を願い、今を生きるという内容を表現したものです。
今回この作品がこのような素晴らしい賞に繋がったのは、作品を踊ってくれる大学の仲間がいたからです。そして彼らをいままで育ててくださった先生方にも感謝しております。たくさんの感謝の気持ちを忘れず、これからも踊り続けたいと思います。この度は本当にありがとうございました。
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