第39回 最優秀指導者賞
窪内 絹子
(埼玉県)
 この度はあきた全国舞踊祭舞踊コンクールにて、最優秀指導者賞を頂き有難うございました。

 今年は新型コロナウイルスの影響により芸術分野での舞踊・音楽・演劇などの公演が中止になることが続く中、あきた全国舞踊祭を開催されましたことに敬意の気持ちでいっぱいです。開催を決意されるまでのスタッフや関係者の皆様の並々ならぬ御苦労、御配慮、又、色々な葛藤があったのではないかと思います。

 コロナに振り回された一年の間に私達もコロナについて学び少しずつ前向きに歩んでは来ましたものの、感染者が増える度に事業を中止せざるを得ないという状況に追い込まれました。しかし、若者達にとりましては、今この時がいかに大切な時間であるのかをヒシヒシと感じておりました。器械体操の内村選手が「オリンピックをやめるという話ではなく、どうすればオリンピックをやれるかを考えて下さい。」と訴えていましたが、本当に金というメダルを取れるのは今しかないと思って励んできたのだと思います。舞踊家を育てていく瞬間は、この一回ずつのコンクールや公演などの舞台にかかっていると言っても過言ではない気が致します。

 そんな中、あきた全国舞踊祭を開催されましたことは、大きな挑戦であり、勇気ある事業であると、私の励みになりました。心から感謝を申し上げたいと存じます。

 近藤みどりが第一位のグランプリを頂きましたのも、私が最優秀指導者賞を頂くことができましたのも皆様の熱い想いがあったからだと、ただただ御礼申し上げます。

 みどりさんにもこれから彼女自身の踊りを追求して大きく羽ばたいていって欲しいと思っておりますし、私も少しでも前に進んで行くことが出来たらと思っております。

 先生方、スタッフの皆様もお身体を大切になさり、益々の御発展をお祈り申し上げます。

 誠に有難うございました。

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Update:2021/01/02  

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