【 秋田コン感想 】
金井 桃枝
 舞踊家
(東京都)
肖像コロナ渦の中、無事に開催された事、先ずは一番嬉しいです。
主催者側の気配りや苦労は実に大変でした事と思い、感謝しかありません。
今まで経験した事の無いウィルスの脅威!踊る事の意味も考えた人、沢山いたと思いますが、私は救われ励まされました。秋田コンにご参加なさった方々は、私と同じ思いを感じているのでは・・・と思っております。

感謝を込めて感じた事をのべさせて頂きます。
ジュニア1部、主に小学生が踊られたと思います。指導者の意気込みがひしひしと伝わって来た部でした。こんなに子供達って可能性を持っているのね!と驚かされました。受賞されました作品のご指導なさった先生方お疲れ様でございました。踊られた生徒さん偉かったですね。シニア部に向かって頑張って欲しいと思っております

ジュニア2部は中高生達です。学業との両立が一番大変な時期かと思いますが、先輩達も両立して来た道です。やり抜いて下さい。
この部は点数を付けるのが一番難しく差が付け辛いです。
特に秋田コン出場者は、小学生の頃から先生方にしっかり指導されて来た人ばかりと感じる位、皆あるレベルを越えておりました。
何処に重きを置くかは審査員の先生方各々かと思いますが、振り付け、曲、衣裳そしてダンサー、全てから感じる魅力(心に響く力)点に差が付くと思います。

シニア部は、一番点数の幅が有りました。そして、作品の多様性も、年齢層も厚かったと思います。
自作も多かったと思いますが、やはりそれを客観的に見てくれる指導者が必要と感じます。
受賞なさった方々は、その関係性が築き上げられているのではないでしょうか。
群舞部は今年も大学のダンス部作品が最優秀賞でした。近年学校のダンス部が盛んに成り大変嬉しく思っております。優秀賞が高校のダンス部だと知り驚いてしまいました。高校生には思えない出来映えでした。
又、デュエットのテクニックにも驚き、本当に見応えの有る群舞部でした。

芸術には限界が無い、だから面白い!
拝見させて頂き勉強に成りました。ありがとうございます。

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Update:2021/01/02  

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